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介護で身に付けた忍耐と学校事務の接点について

当ブログページ「40年間の学校事務職を終えて」にコメントを頂きました。
たかさんありがとうございます。

コメント内容はというと、、

はじめまして!
自分は司法試験に落ちて、その後勉強しつつ認知症の祖父の面倒のてつだいをしていました!
司法試験は諦め、県の学校事務の一次が受かり二次の面接になります!

そこで介護で身に付けた忍耐と学校事務の接点を探しているのですがうまくいきません。
なにかアドバイスいただけたら幸いです。
「もともと教師にも中学まではなりたかったです」

下記にてご返信させて頂きたいと思います。

コメントの返信ここから

学校事務職員にも忍耐は必要です。

コメント有難うございます。
まだ学校事務のお仕事には就いてないわけですから、たかさんが身につけられた忍耐と学校事務の接点が見つからないのは当然の事です。

もし事務のお仕事に就いてもその接点はなかなか見つからないかもしれません。
もしかしたら、何年も経験してわかることかもしれません。

学校事務は何でも屋!?

また学校という特殊な職場で、本来の事務のお仕事以外の雑用的な事を進んで出来るかによっても違ってくると思います。

当ブログ内でもお伝えしているように学校事務は表面には分からない事もやらなければいけない「何でも屋」な部分があります。
その縁の下の力持ちとしてやっている事が少し忍耐に繋がるのではないかと思います。

誰かがしなければいけない事が学校にはたくさんあります。
それは必ずしも事務職員がやる事ではなくても、誰かがやらなければなりませんから。
「こんな事は私の仕事ではないから」と余計な事には見向きもしないのもソレはソレで構いません。

目立たない、誰も見ていない雑用をしていると、時には「あの仕事をやらなきゃいけないのに…」と思うとバカらしくなることも正直幾度となくありました。
そんな時にはやはり忍耐に近いものがあるように思います。

苦情の電話

また、以前この学校事務のブログ内でもお話しましたが、事務室に届く生徒の忘れ物を直接本人に渡して欲しいという保護者の方がいたり、

中学校では特に保護者の来校が多く、そのたびに担任の先生を探し歩いたりしなければなりません。(大規模校ではこれがとても大変です)

あるいは事務職員は先生の雑用係と思っている方もいて、ひどい人は個人的な用事まで言ってくる人もいます。
もちろんそんな場合は断って構いませんが、ついでに出来ることなら引き受ける事もありました。

例えば、仕事がら銀行へはよく行っていましたから先生の個人的な振り込みとか納税とかを頼まれたことも結構ありました。

苦情の電話

たまにあるのですが、事務室に忘れ物を届けたのに生徒の手元に渡らない事があり、夕方保護者から事務室に苦情の電話を頂くこともありました。

普通は事務室で預かった忘れ物は職員室の担任の先生の机上に置き、生徒に渡してもらいますが、先生が職員室に戻ってこなかったりするとそのままのことがあります。
保護者からの苦情にはひたすら謝り、聞くしかありません。

まだまだ挙げればありますが、そんな先生や生徒の事でも忍耐が必要です。

そして、たかさんが介護で身につけられた忍耐を一番発揮できるのは特別支援学校の事務になられるか、特別支援学級のある学校へ勤務することかもしれません

事務室も意外と生徒との交流もあり特別支援学級の生徒も事務室に来ることがあります。
(生徒は自分の話を聞いてくれるかどうかを直感でわかるので、生徒と会話が出来ないと交流も生まれません。
たかさんは教師を目指したことがおありのようですので大丈夫かと思います。)

忍耐の種類が違うだけ

そんな時の会話や対応、生徒が自分で出来ない事を手助けしてあげるなどそれこそ介護で身につけた物を発揮できるかも知れません。

支援学級の生徒は一人一人違った障害を持っているので最初は戸惑うかもしれませんが、お話していると皆いい子なんです。
学校事務のお仕事に就く前からあまり考えないほうがよろしいかと思います。

また、どんなお仕事でも「忍耐」が必要です。職種によって忍耐の種類は違うと思いますが…。

人生=忍耐(我慢)ですから何のお仕事をされても身につけられた忍耐はムダにはならないはずですよ。
ぜひ頑張って頂きたいと思います。

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