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学校事務あるある!仕事する中でよくある話をまとめてみました。

どんな職種に就いてもそれぞれの「お仕事あるある」は存在すると思いますが、学校事務を目指していらっしゃる方に「学校事務あるある」をお話してみたいと思います。

口の堅い人は向いている

お口にチャック

どこの職場においてもペラペラなんでも話してしまう人は嫌われがちですが、もし公務員でそんな人がいたら感心しませんね。
自分のことを話すなら構いませんが仕事上で知り得た大事なことは(個人に関する情報等)口外してはいけません。

そして中でも学校事務職は口の堅いことが重要ではないかと考えます。そしてそれが信頼につながります。
校長先生から新採用の教員まで全員の給料を把握し、家族構成から場合によっては家庭内の複雑な事情まで、事務手続きの関係上知りたくなくても知らざるを得ない場合があります。

中には事務職員だったら〇〇先生の〇〇の事を知っているはずと雑談の中で聞いてくる教員もいますが、もちろんそれは口外してはいけません。
また結構多いのが「校長先生ってボーナスいくらぐらいもらってるの」と聞かれる事もありますが、もちろん言ってはいけません。

でも給料関係は調べれば誰でもわかることなのですが、だからといってそこで事務職員の口から話すのはNGです。

事務職員は学校の顔、事務室の対応次第で学校の印象も変わります

丁寧な対応

この事については今までも何度か触れてきましたが、学校内でも事務室は重要な役割を担っていると考えます。
ある意味、トップである校長先生よりもその学校の第一印象を良くも悪くもするのが事務職員です。(事務室のない小規模な学校には当てはまらないかもしれませんが)

大規模の学校になると毎日たくさんの来校者があります。
その方たちの対応をするのがまずは事務室なのでその時の事務職員の対応が学校の第一印象になります。
一口に来校者といってもさまざまな方がいらっしゃいますのでその場に応じた対応ができるとよりベターですね。

例えば中学校は保護者の来校が頻繁にあり、その中でも用件はさまざまです。
忘れ物を届ける人、PTA役員さん、担任の先生から呼び出しがあってシブシブ来校する人、苦情を言いにくる人など、それぞれに適した対応が必要になります。

もちろん他にも教育委員会の方、他校の先生、卒業生、出入り業者、近所の方が苦情を言いに来たりとさまざまな方が来校します。

事務室は電話番

学校事務、電話の対応

これも「事務職員は学校の顔」につながりますが、顔の見えない電話での対応もとても大事です。
たかが二言三言の会話で相手を不快にさせてしまうこともありえます。
すると「なんか感じ悪い学校だな」という印象を与えてしまい、その電話の人はずっと悪い印象を持ったままかもしれません。

でも正直、大規模校ではとても電話が多く(来校者も多いですが)本来の仕事に支障をきたすこともあります。
至急の仕事がある時には事情を話して職員室にいる先生に電話に出てもらうようにお願いした事もあります。

また日によってはあまりの電話の多さに「またか、いい加減にしてよ」という気持ちにもなりますが、かけてくる方は初めてかもしれませんから常に声のトーンにも気をつけました。

そして電話で大事なのは言うまでもないとは思いますがメモを取ることですね。
たとえ簡単な用件でも、すぐに次の電話がかかってきたり来校者があったりするとつい忘れてしまうことがあります。
また、3コール以内に出ることにも心がけます。

学校事務は女性に適しているかも

学校事務で産休育休

私が長年勤務させて頂いた中で何度もこの仕事は女性にオススメだなと感じていました。
それは、産休育休がしっかり取れるということです。
私が若い頃にはまだ育児休暇はなく産前産後8週間ずつの産休だけでしたので同居していた母にすごく助けてもらいました。

私のように手助けしてくれる人がいればまだ助かりますが、近くにそんな人がいなければとっても大変です。

確か育児休暇は子供が3歳になる前日まで取得できるのでお母さんにとってはとても有り難い制度なんです。
私の知り合いの事務職員で育児休暇中に2人目を妊娠し、仕事復帰まで5年お休みした人がいます。
それでも一般企業とは違うのでなんの問題もなく、誰に文句言われるわけでもなく普通に職場に戻れます。

ただその人から復帰後聞いた話だと運悪くちょうど事務システムがコンピューター化した時期で、普通に勤務している事務職員でさえ大変だったときだったので「まるで浦島太郎です」と嘆いていましたが…。

また、現在では出産後の育児休暇だけではなく復帰してからも子供に関する用事がある時は育児休暇が取れるので本当に公務員は恵まれていると思います。

そして、同じ学校内で勤務している女性教員と比較してみても事務職員は恵まれています。
それは教員と事務職の仕事量の差と、事務職員は一人でやる仕事なので自分の都合で時間が自由になるということです。

例えば子供の保育園のお迎え一つにとっても女性教員の場合その時間に行けない事も多く、またお迎えに行ってその後実家に預けてまた学校に戻り仕事をするというそんな場面も日常茶飯事です。
「お子さんが熱があるのでお迎えに来て欲しい」といった保育園からの電話もよくありました。でもすぐには行けないのが現状です。

そんなときも事務職だったらどうにか都合つけて行くことが出来ます。
一人職の利点でもあると思います。

「事務室は何でも屋」とよく言われます。

学校事務、お花に水やり

おそらくどこの学校に勤務しても本来の事務職員の仕事だけでは済まないと思います。
来校者の接待はもちろん、事務室近辺や来賓トイレの清掃、お花の水やり、花植え、ちょっとした買い物やお使い、荷物が届いた時の力仕事、簡単な修理、その他何かあったら臨機応変に対応する等いろんな事があります。

でも、中には本来の事務の仕事しかやりません、という人もいましたが、人として特に公務員として、それはいかがなものでしょうか!?
やはり奉仕の心を持つ事、微力ながら少しでも役に立ちたいという気持ちは大事だと思います。
また事務以外の雑用をすることで少し気分転換になることもありますよ。

最後に

「学校事務あるある」いかがでしたでしょうか。
思いついた事から書いてみましたがまだあるかもしれません。
学校事務の本来の仕事以外の事ばかりでしたがすこしは実情を知って頂けたのでは…。
参考になれば嬉しく思います。

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コメント

  1. まりん より:

    ブログ読みました。私も、学校事務やめたいやめたいと思いつつ、もうすぐ50歳になろうとしています。。。パワハラ管理職、相性の合わない市の事務職員、等々。。。仕事は好きですが、人間関係でつまづいてきましたが、このブログを時々読んで、勇気をもらっています。ありがとうございます。

    • 元学校事務職員ペコ より:

      まりんさん、いつも読んで頂きありがとうございます。
      私のブログで勇気をもらってくれるなんてとても嬉しく、まりんさんのそのコメントで私もまた勇気をもらいました。

      「仕事は好きですが、人間関係でつまずいてきました」という一節は私の心に響いてきました。
      確かに、まさしく私もそうだったからです。

      私も途中何度やめようと思ったことか…まりんさんの心情が痛いほどわかります。
      でも、やめるのは簡単、体調がおかしくなった事もありましたが、最後の5年は相方の人とも
      割合うまくいっていたので清々しい気持ちで退職することができました。

      今でも気の合った現職の事務職員の人と年に3~4回ランチして、時には仕事関係のことも聞いたりしますが、
      管理職や相方の事務職員のことで悩んでいる方が多いですね。

      昔も今もずっと変わらない学校事務職員の悩みなんですね。

      まりんさんも何かお悩みやストレスを感じられたときには、またお気軽にコメントくださいね。

      今後とも宜しくお願いします。

  2. 知佳 より:

    こんにちは、学校事務について興味をもち検索したらこちらにたどり着きました。

    私自身は企業の事務職に従事しておりますが、文面にある「何でも屋」に近い認識という点はとても共感できます。

    近年の業界を取り巻く環境や働き方改革に伴う法改正などの影響で、事務職に求められる役割も10年ひと昔前と比べ変わって来ています。

    学校事務においても人口減少から学校統廃合や共同実施もあるようですし、決められたことを確実にこなす姿勢と自らが貢献できることを考え実践する攻めの姿勢、何れも必要なように思いました。